第5回 酷暑の夏 日本の夏……

今年の酷暑と、暑い最中、滋賀のラ コリーナ 近江八幡に行った時の話です。

今年の酷暑が日本の夏の暑さのスタンダードになってしまうのだろうか。

ここ数年、蝉が昼間に鳴かないな~と何となく感じていた。午前中と夜、夜中に鳴くようになったなと。今年は午前中が早朝になった印象がある。飛ぶ蝉の姿も低いところをフラフラ飛んでいるようで、木に止まっている姿も心なしかぐったりして見える。低いところに固まって止まっている姿もよく見かける。1本の木が蝉だらけということもよくある。「ミーンミーン」ではなく「ギャギャギャ」というような喚き声のような鳴き声もいつもより多く聞かれた気がする。

セミがたくさん
せみがたくさん

去年までは土日や夏季の連休は涼しい午前中に子どもと散歩に行ったり用事を済ませたりしていた。午後は自宅でゆっくりして、午前中に外出しなかったときは16時くらいから散歩に行っていた。

今年は暑さがまだマシと感じるのは早朝だけ、それも日が差すとアウトだ。建物の隙間から日が差し込みだすと一気に温度が上昇する。夕方も17時半とか18時くらいにならないと外に出れる気がしない。

とはいえ巷は大型連休真っただ中。一日くらいは「夏」を体感しておきたい。

ということで、先日、用事のついでに滋賀にあるバームクーヘンで有名なCLUB HARIE の「ラ コリーナ 近江八幡」に行ってきた。目的はバームクーヘン・・・ではなく、キッズ向けのスティック型野菜クッキーだ。ここにしか置いてないようなのだ。美味いのだ。子どももよく食べるのだ。(もちろんバームクーヘンも美味い。)

お洒落
ラコリーナの中には行列が
建物の中

見事な入道雲が湧き上がっている。地形の影響だろうか、神戸ではこのサイズの雲には中々お目にかかれない。子どものころから「未来少年コナン」や「風の谷のナウシカ」などの宮崎駿作品で育ったものとしては、巨大な雲を見るだけで胸が熱くなる。そしてここの施設の世界観はジブリっぽい。最高だ。さえぎるものが何もなく、広い青空とのコントラストも最高だ。「夏」感がすごい。最高だ。

ただ、この日はちょっと暑すぎたみたいだ。汗だくで買い物をしては日陰へ、写真を撮っては日陰へを繰り返した。「夏」を体感どころではなかったというのが正直なところだ。

見事な入道雲
ラ コリーナ 近江八幡の風景
ラ コリーナ 近江八幡の風景
ラ コリーナ 近江八幡の風景
ラ コリーナ 近江八幡の風景
ラ コリーナ 近江八幡の風景

どこを切り取っても絵になるからシャッターを切る手が止まらない。

今年は照りつける太陽も、巨大な入道雲も、青空とのコントラストさえ、「夏」を感じるよりも「酷暑」をさらに強調する存在になってしまった。昼間に出かけるときは冒頭の蝉のようにフラフラと日陰を求めて歩きまわる。爽やかな夏の象徴だった入道雲は、今では酷暑と豪雨の前兆という側面の方が強く見えてしまうようになってしまったように思う。それを少し哀しく感じた今年の夏の思い出話。

暑中見舞い申し上げます。

ラ コリーナ 近江八幡

〒523-8533
滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
https://taneya.jp/la_collina/

神戸関連書籍/グッズ

神戸に関連する書籍やオリジナルグッズを
アフィリエイト販売しています。

歩く二人イラスト マグカップ

2,190円(税抜)

響子プロフィールイラスト マグカップ

2,190円(税抜)

振り向き響子 Tシャツ

3,280円(税抜)

響子 トートバッグ

2,630円(税抜)