第6回 「神戸大恐竜博」と「地球大紀行」と僕

「神戸大恐竜博」に行ったら「地球大紀行」が観たいマンになってしまったお話

No10 大迫力!神戸大恐竜博にて

「地球大紀行」と聞いて懐かしいと感じた方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

「地球大紀行」は1987年にNHK特集で全12回で放送されたドキュメンタリー番組で、月に1回、1年間をかけて放送されました。
多分今見ると内容的には古くなっているのかもしれませんが、当時の最新のCGをフルに使った再現映像と、取材内容の濃さ、壮大なスケール感は、今の番組と比べても群を抜いていると思っています。さすがにNHKといったところでしょうか。
かの有名な大河ドラマ「独眼竜政宗」と同じ年の放送だったので、日曜日は20時から「独眼竜政宗」を見て、21時から「地球大紀行」を見るという、見事なコンボでテレビにくぎ付けでした。

今この番組が無性に見たいマンです。DVDボックスをAmazonで思わずポチリそうになっている自分がいます。
確かマンガもあったなぁ。小学校の時にみんな夢中になって見てた番組で、このマンガを学校に持ってきてた友達はヒーロー扱いでした。やばい、これもポチッてしまいそうだ。

なぜ急にこんなことになったかというと、少し前、夏季休暇の最終日に「神戸大恐竜博」というイベントに行ってきたのが事の発端です。(イベントは終了しています。)
元々恐竜好きな私には、こんなイベントは涎垂もので、駅のポスターを見ては行けたらいいなと思っておりました。

夏休みで子ども連れの家族や恐竜ファンで大盛況。
国際展示場の3号館が会場でした。ポートライナー市民広場駅のすぐ真横にあります。

場所はポートライナー市民広場駅すぐの神戸国際展示場3号館。さすがに夏休みで子ども連れの家族や恐竜ファンで大盛況。
周辺はほとんど人が見当たらなかったので空いてるのかと淡い期待を持ったのですが、建物の中はどこにこんなに大勢の人がいたんだと思わせるほどの大混雑でした。

会場に入ってすぐの中央に飾られた骨格模型

展示のメインは巨大な動く恐竜たちのロボット(!?)とVR体験です。VR体験は長蛇の列で小学生しか見れないという規制がかかっていて、残念ながら体験できませんでしたが、恐竜たちは大迫力で、思っていたよりもよく動いていて、巨大な恐竜の世界を体験できました。
ティラノサウルスやトリケラトプスなどの人気恐竜はたくさんの人に囲まれていましたが、草食恐竜などのどちらかといえばマイナーの恐竜の周りは結構空いてました。

館内は子どもたちが走り回って、隙間を狙っては割り込んでくる押し込んでくるで、なかなかのカオスっぷり。大人たちはそんなかわいい子どもを、よりベストな構図で写真に収めようとあらゆる手を使ってベストポジションを確保するで、こちらもなかなかのカオスっぷり。大人の方がはしゃいでいたかもしれません。

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展示エリアを過ぎるといよいよ動く恐竜エリアです。かなり動きます。そして大きい。

こいつの顔はかなりの邪悪っぽい。ハイファンタジーで邪竜として登場しそう。

こいつの顔はかなりの邪悪っぽい。ハイファンタジーで邪竜として登場しそう。

ステゴザウルス。剣竜って呼び名が好き。

ステゴザウルス。剣竜って呼び名が好き。尻尾のトゲトゲがヤバげです。

ん?スティラコサウルスだったかな?

ん?スティラコサウルスだったかな?眼がやばみ。街で見かけても話しかけたくない感じ。

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鎧竜。アンキロサウルス・・・じゃないな・・・、名前分かりませんがかなり好きです。

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今回一番やばかったやつ。喰ってる喰ってる。っていうかこの恐竜何?あまり記憶にない形。前足小っちゃいな!

で、でたぁ~。ティラノサウルス。

で、でたぁ~。ティラノサウルス。

こっち見んな。

こっち見んな。

悪そうな顔……見んなって!

悪そうな顔……見んなって!

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吠えられた!ぎゃ~!

リアルにこんなのに遭遇したら恐怖すぎるな。

リアルにこんなのに遭遇したら恐怖すぎるな。

人気者トリケラトプス。かっこいい。

人気者トリケラトプス。かっこいい。

ティラノサウルスと違ってこのやさしい眼差し。癒されます。

ティラノサウルスと違ってこのやさしい眼差し。癒されます。

で、本題に戻りますが、巨大な恐竜や化石の展示などに囲まれたときに、子どもの頃に行った「地球大紀行展」がフラッシュバックしたのです。

「地球大紀行展」はNHK特集でかつて放送された「地球大紀行」をテーマにした展示会で、確か大阪で開催されていました。家族で見にいったのですが、恐竜の化石はもちろん、巨大な宝石、グネグネ曲がる石(こんにゃく石)、きれいな音が鳴る石(カンカン石)、後ろが透けて見える石(テレビ石)など、魅力的な展示が多く、とても楽しく、夢中になって見て回った記憶があります。ウミサソリと三葉虫、アンモナイトなんかもありました。

あまりにも思い出してしまったので、家に帰って本棚をひっくり返すと、やはりありました。「地球大紀行展」図録。そしてお土産に買ってもらったアメジストも。

ありました。アメジストと図録。

ありました。アメジストと図録。

図録はかなり年季が入ってます。印象的な表紙。

図録はかなり年季が入ってます。印象的な表紙。

表紙をめくったところ。この化石も展示されてました。この宝石がすごかった。

表紙をめくったところ。この化石も展示されてました。この宝石がすごかった。

アメジストは探して探して、透明度が高くきれいに尖った石を執念で見つけだしたものです。

アメジストは確か1,000円くらいの安物なので、きれいな透明になっている石が全くなく、探して探して、唯一透明度が高くきれいに尖った石を執念で見つけだしたものです。

石の先にきれいな透明に結晶化された部分があります。

石の先にきれいな透明に結晶化された部分があります。この状態の石を探すのに苦労した思い出。

台座の横に「NHK地球大紀行展」のシールが。1987年……、30年以上前になるのか……。

台座の横に「NHK地球大紀行展」のシールが。1987年……、30年以上前になるのか……。

どちらも想い出の詰まった宝物です。

こうなると「地球大紀行」本編がどうしようもなく見たくなるじゃないですか。しばらくは欲求をぐっと抑えて、図録を読みふけって、少年時代の心を取り戻そうと思います。

何のオチもメッセージもない、ただの思い出話でした。

<追記>

さらに恐竜で思い出したのが、図鑑か何かに掲載されていた「ルドルフ・ザリンガー」のイラスト『爬虫類の時代』。アメリカにあるイェール・ピーボディ自然史博物館に描かれた巨大な壁画です。

イェール・ピーボディ自然史博物館
Exhibitions | Yale Peabody Museum

2つ目のリンクは壁画のイラストが掲載されたページです。見たら「知ってる」っていう方が多いと思います。

強く印象に残っていて、恐竜に夢中になった一番古い記憶ではないかと思われます。恐竜時代の雄大さと肉食恐竜の恐怖などが見事に表現されていて、いまだに脳裏に焼き付いています。研究が進んで恐竜の姿はすっかり変わってしまいましたが、僕の中の恐竜のイメージは正にこのイラストに集約されています。

古代、恐竜、ロマンの塊。

神戸国際展示場

〒650-0046
神戸市中央区港島中町6-11-1
https://kobe-cc.jp/ja/facilities/exhibition-hall/

イェール・ピーボディ自然史博物館

Peabody Museum of Natural History
Yale University
P.O. Box 208118
New Haven, CT 06520-8118 USA
http://peabody.yale.edu/

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