兵庫大仏～すごいのに全然有名じゃない
鎌倉大仏に匹敵する巨大な大仏様が神戸市にあるんです。神戸っ子の知名度も意外と低い必見スポット。
神戸っ子への知名度も低いぞ！「兵庫大仏」
大きな大仏様といえば、奈良か鎌倉の大仏が有名ですが、神戸にも兵庫区の能福寺に巨大な大仏様があるんです。兵庫区もかなり南側で観光の匂いもあまりしない街中に大きな大仏様の姿が現れます。巨大で荘厳な大仏様なのですが知名度はとても低い気がします。
今の大仏様は二代目で1991年（平成3年）に再建されたもので比較的新しいんですね。それで知名度がいまいちなのかもしれません。能福寺というお寺で拝観できます。高さが11ｍもあって、台座まで合わせると18ｍもの高さになります。近くで見ると圧巻です。初代は明治時代に建立されて「日本三大仏」の一つと言われていましたけど、第2次世界大戦の時に金属類回収令で金属資源として回収されたそうです。
神戸で観光といえば三ノ宮・元町・ハーバーランドが中心になることが多いので、この辺りは取り上げられることが少ないと思います。拝観は自由ですし商売っ気のかけらもないけど、観光スポットとしてはすごくもったいない！最寄り駅から微妙な距離があったりして行きにくいのかもしれないけど、イベントでライトアップされたりしてますし、おすすめしたいスポットです。
お寺の中に入らなくても外から丸見えです。気持ちいいくらい商売っ気ゼロ。
こんな大きな建造物がひっそりと佇んでいる不思議。
この日の雨が風情を醸し出している。しかし「MAZDA」の看板の広告効果が半端ない。
正面からの写真。大きい。圧巻です。
迫力です。細かく作りこまれています。
台座をいれると１８ｍもの高さがあります。鎌倉大仏に負けるな！
ふっくらしたラインと穏やかな表情です。
奈良と鎌倉の大仏につぐ三つめの大仏の候補は他にも諸説あるようですが、ここはあえて「兵庫大仏こそ！」と言っておきます。
兵庫大仏のスケールに目を奪われがちですが、兵庫大仏がある能福寺自体も平安時代から始まるとても歴史のあるお寺で、大仏様以外にも色々あったりします。実は平清盛と関係が深かったり、歴史的な事件に関連する供養塔があったりします。すごく奇妙な像なんかもあって中々見ごたえのあるお寺なので、これはまた別の記事としてご紹介しますね。
雨の中の兵庫大仏は風流やったよ。神戸っ子にもあまり知られてないんやないかな。周りに友人に聞いてみたら知らんかったわって笑ろてたわ。
かく言う俺も響子に教えてもらうまで知らんかったけどな。よう知ってたな？
へへ～。たまたま何かのパンフレットに載ってた写真をみて「えっまさか！？」ってなって、調べたらホントにあったという……。
でも一緒に見に行った日は雨が降ってて大変やったね。確かに風流やったけど。
兵庫駅からお寺に着くまで土砂降りで、拝観してる時だけ小雨になって、帰りにまた大雨になって、二人ともびしょ濡れになっちゃったもんね。
「神戸に兵庫大仏あり」やで！
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