五色塚古墳~神戸を代表する古代遺跡
神戸の社会科見学の聖地
当時の雰囲気が再現されているので、当時を想像できて楽しいです。再現したという感覚は否めませんので、遺跡そのままの雰囲気が好きな方や遺跡マニアにはちょっと合わないかもしれませんね。小学生なら大興奮間違いなしでしょう。男の子は特にこんなのが大好きなのではないでしょうか。
埴輪列の復元
五色塚古墳では、墳頭部・上段平坦面・中段平坦面の三段に埴輪が並べられていました。古墳全体ではおよそ2,200本もの埴輪がめぐらされていたと推定されます。
埴輪の大部分は鰭付円筒埴輪で、4~6本に1本の割合で、鰭付朝顔形埴輪が立てられていました。埴輪列は、幅0.5~0.7m、深さ0.4m~0.5mの溝を掘り、その中に鰭が接するか前後に重なるように並べ、土で埋めて固定しています。
また、菱形埴輪や家形埴輪、盾形埴輪なども少量発見されています。
後円部と前方部墳頂の埴輪列は、出土した埴輪をもとにして鰭付円筒埴輪と鰭付朝顔形埴輪を合成樹脂で製作し、復元しました。※説明書きより
左右に飛び出た鰭部分も意味があったんですね。勉強になる。
ずらりと円墳を取り囲む円筒形埴輪のレプリカが圧巻です。周囲の建物が低く、高台になるので、海を臨み明石海峡大橋から淡路島まで一望できる素晴らしい見晴らしです。この日は風も心地良く、穏やかな気持ちになれました。
パワースポットとしても注目?!
実は最近は願い事が叶うパワースポットとして人気が急上昇しているらしいです。最もパワーが強い場所は後円墳の中心部分らしく訪れた日も両手を広げ空を仰いでいた方がいらっしゃいました。
葬られた人物は謎のまま
資料によると、誰が葬られているかははっきりとはしていないようですが、明石海峡を中心とした海陸交通要衝の地を支配した人物が葬られているのではないかということです。大きい古墳の部類だと思うので、権力の大きかった人が支配していたのではないでしょうか。
葬られた人物
五色塚古墳・小壺古墳は、須磨から明石にかけての海岸線が最も突出したところに造られています。墳頭からは、明石海峡をへだてて淡路島が望め、右手に播磨灘、左手に大阪湾、天候が良ければ小豆島や紀伊半島、友ヶ島まで望むことができます。
現在は眼前に埋立地が広がりますが、五色塚古墳・小壺古墳が造られた頃の海岸線は国道2号線付近で、海を見下ろす位置にあたります。そのため、明石海峡を中心とした海陸交通要所の地を支配した人物が葬られているのではないかと考えられます。※説明書きより
すぐ真下をJRと山陽電鉄が走っています。電車が通りすぐだけでもなぜか嬉しくなります。JRと山陽の車両がすれ違うタイミングに出くわすと更に嬉しくなります。線路の向こうは「マリンピア神戸」というアウトレットモールが見えます。
歴史に想いを馳せながら、のんびりゆっくりした時間を過ごせる場所でした。
緑鮮やかな小壺古墳
五色塚古墳のすぐ西隣には緑も鮮やかな小壺古墳があります。五色塚古墳と同じ時期に造られた古墳のようです。
山陽電車を眺めつつ海に向かって歩きます。線路の脇を通って舞子公園を目指します。
小学校の社会科見学で来た時のことは忘れられへんな。古代史へのロマンを掻き立てられたなぁ。俺の歴史好きの原点はここかもしれない。当時「おーい!はに○」っていう番組があって、埴輪って人とか馬の形をしたものしか知らなくて、円筒形のものも埴輪だと知ったのもこの時だったっけ。「土偶」とか好きやったなぁ。フォルムももちろん、言葉の響きからして好き。
私も小さいときに行ったよ。電車に乗ってると窓からすごく近くに見えるよね。でも通り過ぎてしまうので、なかなか足が向かなかったんやけど、最近パワースポットになっていると聞いて、早速、彩ちゃんとパワーをもらってきました~。
五色塚古墳(ごしきづかこふん)
〒655-0035
兵庫県神戸市垂水区五色山4−1
参考
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