三宮神社~神戸の中心地を守護する神社~
三宮の地名の由来となる神戸繁華街の中心地に佇む小さくも威厳漂う神社
三宮の地名の由来となる神社
神戸といえば三宮ですが、三宮の地名はこの神社から由来しています。繁華街としての三宮の名前が広く認知されているので、三宮のど真ん中に鎮座する三宮神社を見て驚かれる方も多いのではないでしょうか。
三宮以外にも一宮~八宮まで神社があることを後から知ることも多いと思います。二宮町とか五宮町などの地名として残っているものもありますよ。
八社巡りの概要は「八社巡り~生田神社の裔神八社を巡る」をご覧ください。
大きな神社ではないのですが、三宮のど真中にあるだけに、山側には外国風の神戸セントモルガン教会と、海側にはモダンなデザインの神戸大丸に挟まれる形で鎮座していて、独特の雰囲気を漂わせています。
ご祭神は湍津姫命(たきつひめのみこと)で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素盞鳴尊(すさのおのみこと)の間に生まれた三女神の一柱。福岡県の宗像大社より招かれたといわれており、航海の安全と商工業の繁栄を守る神として崇められています。
三宮稲荷と、安高稲荷大明神
境内の奥に祀られている三宮稲荷と、安高稲荷大明神は古くから信仰され、各地からの信者の参詣が多いのだとか。
神戸事件発生の地と大砲
三宮神社の境内には気になる史蹟がいくつも見られます。
兵庫大仏で有名な「能福寺」の記事でも少し触れましたが、「明治政府初の外交問題」と言われる「神戸事件」が発生したのがこの三宮神社前だったそうです。戊辰戦争が始まったころ、三宮神社前で西宮の警備に向かう備前藩の隊列を横切ったフランス人水兵を、「瀧善三郎正信」が負傷させたことが発端になって、銃撃戦から最後は外国の艦隊と備前藩兵の撃ち合いにまで発展した事件となりました。
境内には神戸事件の備前の藩兵が用いた大砲と同年代のものが参考として据えられています。
源平の史蹟
かの有名な一ノ谷の合戦の生田の森で一番乗りの手柄を立て討死した河原兄弟を祀った霊社。
元はこの付近に兄弟を祀った塚と馬塚があったそうで、大正~昭和に紆余曲折を経て三宮神社に遷されたみたいです。阪神大震災で壊滅したが平成十年に復興するという、とても数奇な変遷をたどって復活した霊社です。
三宮神社でいただいた御朱印です。シンプル。
ご祭神
湍津姫命(たきつひめのみこと)
鎮座地
〒650-0021
神戸市中央区三宮町2丁目4−4
交通アクセス
神戸市バス2・92系統「三宮神社」バス停 下車すぐ
神戸市バス2・92系統「元町1丁目」バス停 徒歩約2分
神戸市バス7系統「三宮町2丁目」バス停 徒歩約3分
参考
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