「神戸ノート」表紙の場所はどこ?を探るツアー
小学校で使うノートといえば?「神戸ノート」に決まってる!
小学校で子どもたちが使うノートといえば?
小学校で子どもたちが使うノートといえば?「ジャ〇ニカ学習帳」?「キャン〇スノート」?なんですかそれは?ノートといえば「神戸ノート」に決まってるやないですか!
今では結構有名になって認知度が高くなっている「神戸あるある」となりましたが、神戸っ子は「神戸ノート」と共に成長します(今は知らんけど)。TVでアニメや特撮などを見ていると、その番組のキャラクターを使ったノートのCMが流れたりしますが、そんなノートを使う神戸っ子はほとんどいません。6年間苦楽を共にする「神戸ノート」を神戸っ子は心から愛しています。
神戸ノートは長田にある「関西ノート株式会社」でつくられています。
特長は科目ごとに違う独特の色あいと、何といっても表紙に使用されている神戸市内の風景写真です。有名な観光地だけではなく、マニアックな場所の風景も使用しています。撮影当時の風景を当時のまま、まったく変わりなく使用していて、現在の写真に置き換えるようなことはしないのです。この写真と幼い頃の色褪せた記憶とが重なることで感じるノスタルジーこそが、神戸ノートを神戸ノートたらしめ、長年神戸っ子に愛されるものになったのだと思います。
インターネットもなく、情報を得る手段が格段に少なかった子どものころは、どこを撮影した写真なのか全く分かりませんでした。気になっていたことさえ忘れるほどの年月が経ちましたが、今こそ撮影場所を明らかにしていきたいと思います。
表紙の写真は聖火台の裏から撮影されてますが、さすがに同じ場所には入れないので一番近くの場所で撮影しました。昔はもう少し聖火台のそばまで近寄れましたが、今はフェンスに遮られています。競技場の横がコスモスの丘という公園に続く坂になっていて、その坂を登り切ったところです。
表紙写真では山が削りとられている途中の状態になっていて、この辺りが開発のまっただ中であることが分かります。山を削る過程で、「西部警察」のロケなんかもをやっていましたね。発破の音が響き渡っていました。
中学生時代は早朝や真夜中に、ひと気のないコスモスの丘で一人孤独にさまよい歩いている自分に酔いしれていたものです。(中二病なんて言葉はまだありませんでしたが多分それ。)
理科のきろくはユニバー記念競技場でした。
表紙の写真は三宮の東遊園地の中でも海側の小さい方の公園で撮影されたものです。
真ん中に堂々と佇んでいるオブジェは“愛「仔馬の像」”という作品です。神戸市出身の彫刻家「柳原義達」氏の作品だそうです。昭和41年(1966)の作品とのことですが色褪せることのない素敵な作品です。
表紙の像の奥には塔のようなオブジェ写っています。調べてみるとイタリアのコジモ・カルルッチという方の手による「光の彫刻塔」というオブジェでした。元々は1970年に大阪万博のためにつくられた塔で、東遊園地に移築され、震災後に北区にある「しあわせの村」に移設されたそうです。
その塔のさらに奥には旧市役所の建物が見えますね。今は展望台のある高層ビルになっています。
裏表紙は言わずと知れた北野にある「風見鶏の館」です。ただ撮影された方角にマニアックさを感じずにはいられません。建物の裏側からという珍しい角度で撮影されています。同じ場所に行ってみると角度はいいのですが、高さの位置が合いません。もう少し高い位置から撮影されているようです。今は館のすぐ裏に建物ができているので同じ角度で撮影できる場所がなかったため、一番近しい場所から撮影しました。桜の木が大きく成長していますね。満開の時期だと建物が見えなくなりそうです。
風見鶏の館については「風見鶏の館~神戸のシンボル」で紹介しています。
れんらくちょうは東遊園地と風見鶏の館でした。
その他のノート
上記の他にも「せいかつノート」や「えにっき」などがありますが、子どもの頃は生活科などという科目はなく、えにっきのノートを使うことがなかったので全く思い入れがなく、今回は調べませんでした。機会があれば掲載します。写真を使用していないものでは「音楽ノート」や「二百字帳」なんかもありますよ。
時間がかかったけど、充実した撮影やったなぁ。ノートの色でしか知らなかった場所を実際初めてみたときはホンマに不思議な気持ちがしたわ。撮影された場所が有名な観光地ではない、かなりマイナーな場所も多かったしな。ポートアイランドとか地元の人くらいしか通らん場所やし……
またそういうマニアックなところが神戸ノートの魅力やねんけどね。自由帳なんかは大人になった今でも使えるし、神戸ノートは表紙見るだけでウキウキするやんね。
神戸市内の文房具屋さんで今でも購入できるので、気になった方が手に取ってみてはいかがでしょうか。学年でタイトルがひらがなやったり漢字やったり名称が違ってたりするので、種類も結構ありますよ。
神戸関連書籍/グッズ
神戸に関連する書籍やオリジナルグッズを
アフィリエイト販売しています。
歩く二人イラスト マグカップ
2,190円(税抜)
響子プロフィールイラスト マグカップ
2,190円(税抜)
振り向き響子 Tシャツ
3,280円(税抜)
響子 トートバッグ
2,630円(税抜)