七宮神社～石鳥居も美しい平清盛縁の社～
平清盛が信仰を寄せた歴史ある神社
神戸八社巡りもいよいよ最後の一社となりました。七宮神社は神戸八社の中で少し離れた場所に鎮座しており、大きな国道に面していることもあってか毛色の違う雰囲気を感じる神社です。
ご祭神の大己貴尊（おおなむちのみこと）は国造りの神話が残る神様で、縁むすび・厄除に加え、土地開発や航海安全にもご利益があるそうで、平清盛が大輪田泊修築に際して信仰を寄せたといわれています。
大己貴尊（おおなむちのみこと）は出雲大社の神様として有名な大国主神（おおくにぬしのかみ）の別称です。この神様はたくさんの別称があるのですが、そのうちの七つの名を称えて七宮神社というそうです。
七つの名とは「大己貴命／大国主命／大物主神／葦原醜男／八千矛神／大国玉神／顧国王神」だそうで、神話のエピソードと深い関りがあるようです。
七宮神社でいただいた御朱印です。社務所に不在中の張り紙がしてあり、日付の入っていない御朱印が記された紙が積んでありました。初穂料をお賽銭箱に入れてから持ち帰るシステムだったので、ちゃんとお賽銭を入れてからいただきました。
八社巡りの概要は「八社巡り～生田神社の裔神八社を巡る」をご覧ください。
神社の正面の入り口は路地に面していて、初めてだとこちらの入り口にはなかなか辿り着かない気がします。
正門に相応しい大きく美しい石の鳥居です。
石の白が空の青に映えて美しいですね。迫力もあります。
鳥居の足元には七宮神社の石碑があります。
拝殿をよく見るとなんと４体？！の狛犬が重なるように座しています。
阿の狛犬です。顔の角度や表情が異なっています。
前面の狛犬は睨みを利かせた厳しい表情をしていますね。
奥の狛犬は少し穏やかな表情に見えます。
吽の狛犬も２体並んでいます。
こちらの狛犬も前面が厳しい表情で、奥の狛犬は愛嬌のある表情に見えます。
２体対になっている狛犬は珍しいのではないでしょうか。
境内の様子
国道２号線から和田岬方面へ向かう高松線に入ったところにある参道の入り口です。大きい道沿いなので、初めて訪れる場合は、正門よりもこちらの入り口からくる方が多いのではないでしょうか。
手水舎になっています。
壊れた燈籠などが並んでいました。
道路の集中点に位置する神社
七宮神社は神戸・三宮、ハーバーランド、湊川・有馬、和田岬、須磨などを結ぶ巨大な交差点に位置しています。
国道２号線をよく走る人にはお馴染みの巨大な看板が目印です。
たくさんの道路が入り乱れています。初めて車で走る方には複雑で難しい交差点です。
看板の正面には周辺地図がありました。
道路は陸橋で渡れるようになっています。階段を降りてすぐに神社の入り口が見えます。
やったね！これで神戸八社すべて制覇です。前半は余裕やったけど、後半はなかなか大変でした。神戸の街の歴史と深く関わっていることが分かったし、知らないこともたくさんあったので楽しかったね。
疲れたけどホントに勉強になった。八社巡りは基本的に厄除け祈願なので、節分の日に一日で巡拝して厄払いを祈願するのが本来の八社巡りみたいやから、いつもの節分に新しい習慣を加えてみるのも面白いかもね。
ご祭神
大己貴尊（おおなむちのみこと）
天児屋根命（あめのこやねのみこと）
鎮座地
〒652-0831
神戸市兵庫区七宮町２丁目３-２１
交通アクセス
神戸市バス３系統・９６系統「七宮町」バス停 すぐ
JR「神戸駅」より南西へ７００ｍ 徒歩約１０分
参考
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